ふくしま大豆の会設立20周年記念「大豆セミナー」


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「ふくしま大豆の会 設立20周年記念 大豆セミナー」が12月17日(月)福島市飯坂温泉「摺上亭大鳥」にて開催されました。


古川事務局次長(JA福島中央会)の開会挨拶で始まりました。

主催者である「ふくしま大豆の会」会長今野順夫(コープふくしま理事長)の挨拶では、「大豆の会」の誕生の背景には遺伝子組み換え大豆の安全性への疑念から食の安全、食糧自給の問題があり、日本の伝統的食品である「大豆」を安全安心な地元産で手に入れるために生産者、加工業者、消費者が一体となって取り組もうと発足し、以来順調な展開をしてきて、2011年の東日本大震災でも一体になって復興に向かった取り組みをし、強い連帯による「地産地消」を飛躍させましょう。と20周年を迎えての挨拶でした。

続いて遠藤事務局長(JA福島中央会)から「大豆の会」のルールなどの説明と20年間のあゆみの概要について経過報告を行いました。

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基調報告「大豆の会のその意義と今後への期待」
        福島大学食農学類準備室 教授 小山 良太氏
「大豆の会」の最大の強みは地産地消をシステムとして作ったこと。震災の年でも継続できたのは、物流リスクの軽減や顔の見える関係が構築されていたからであることや地域で食べているものはその地域で作るという「大豆の会」の理念をこれからも色々な商品へと広げて30年40年と続いて欲しい。と話しました。
 

意見発表
生産者 
JA夢みなみ(常務理事)薄井 惣吉氏
大豆の生産を地域で取り組むことになった経緯や施設の設置など高品質安定生産に向けての取り組みについて話をいただきました。
 
(株)JAしらかわアグリ取締役 酒井 文夫氏
「畑の学校」を今年から担当するようになり、大豆の手蒔きなど皆さんと一緒に初めて体験し、初心に帰る貴重な体験もできました。いろんな情報を取り入れ、美味しい大豆をこれからも作っていきます。
 
加工業者
内池醸造株式会社(代表取締役社長)内池 崇氏
国産大豆も見直され需要が増えています。大豆のアミノ酸は効率良く取れるものであり、最近は海外の方が日本食を理解されてきている。国産大豆で地道に作り続けることが大切でということを再認識して商品を作っていきますのでこれからもよろしくお願いいたします。と。
 
消費者
コープふくしま 理事 齋藤 恵理子氏
「大豆の会」の取り組みはフードマイレージの観点から地球環境や日本の農業を守ることに繋がっていく活動で、より近くのものを食することで食卓からの大きな力になります。みなさんでこれからも育てていきましょう。子ども食堂でも「大豆の会」の商品のメニューが大好評、特におからサラダなど、帰りにお店から購入して帰る方もいました。福島が元気になる環境に優しい大豆の会商品を美味しく賢く消費し、生産者・加工業者・消費者が一体になって交流を重ねながら「ふくしま大豆の会」を育てていきたい。
 
「畑の学校」参加者  藤井 澄子氏
孫ととても楽しく参加し学習ができました。今では定期購入して「大豆の会」商品を毎日食するようになりました。この商品が未来まで食せるよう活動していきたい。他県からも羨ましがられる様な会になって欲しい。
 
エフコープ生協(福岡県)部長 安元 正和氏 
震災の塩害により被害を受けた畑に菜の花を植えた菜種油を使った内池醸造さんのドレッシングの取り扱いからの縁で、大豆の会の商品も取り扱いようになりました。福岡の豪雨災害では福島からの支援などに感謝したいます。仮設住宅での福島と福岡の食材使った夕食会を50回開催され、そこで好評だった「つゆ」の販売や調味料のギフトセットの販売も始まり、今後も長くお届け頂きたいと思っています。今年は「畑の学校」にも楽しく参加させていただきました。
 
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20周年記念講演「発酵大豆の底力」
     東京農業大学 名誉教授 小泉 武夫氏
 
豆というものは大変神聖な物で底力があるものです。日本人は縄文時代から大豆を水に浸して葉に包み蒸して食したり、日本書紀には、粉末にし薬としても使われていたと書かれたいる。
大豆が無ければ日本食(一汁一菜)は成り立たない。植物を食する民族の遺伝子を持つ日本人、勤勉に働く民族のエネルギー源が大豆です。驚くことに、江戸時代の中山道宿場の朝晩のメニュー「豆腐・納豆・油揚げの味噌汁」は、疲れも取れスタミナもつく食事。どこかで商品化して欲しいようなメニューです。
大豆を食べて、健康寿命を延ばしていきましょう。
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昼食・交流会は「大豆の会」前会長の乾杯で始まり、大鳥の料理長さんから「大豆の会」の食材を使ってメニューの説明、豆腐と納豆に長いもをのせ、モロヘイヤと油あげを合わせたタレをかける「スタミナたっぷりそば」、「がんもどきの煮物」もめん豆腐をしばり長いもと野菜を入れて油で揚げたがんもどき、きぬ豆腐を油揚げの味噌汁と「大豆の会」の商品をふんだんに使ったメニュー。
 
 
「大豆の会」の商品の美味しさを再確認しながら、いただきながら、「おそばは家でもメニューに取り入れたい」「小泉先生のお話の味噌汁だね」などと話しながら交流を深めました。
最後にコープふくしまの野中(専務理事)の挨拶、「遺伝子組み換えやいろいろな危機の中でも三位一体で行ってきたから20年継続してこれたのだと思います。これからの20年の皆様の力を借りて続けていけたらと思っています」との挨拶で散会になりました。
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